岩槻の名所 岩槻人形博物館
~人形を専門とする全国初の公立博物館~
さいたま市岩槻人形博物館オープン!
~人形を専門とする全国初の公立博物館~
岩槻市時代1960年代から建設構想があったものの、紆余曲折を経てやっと2020年2月22日に開館しました。展示スペースの他に日本人形の修復も行っており、見て楽しむ施設の他に貴重な文化財の保存という役目もになっているといえます。みやびは政府から外出自粛要請が出る前に遊びに行ってきました!
これが正面の門。「岩槻人形博物館」って書いてありますね。ここは以前、旧岩槻区役所(区役所は平成24年1月に岩槻駅東口再開発ビル「WATSU(ワッツ)」へ移転)があったんですが、建物老朽化に伴い解体されまして、その跡地に建てられたのがこの博物館です。
「岩槻人形博物館」の隣に「にぎわい交流館いわつき」の文字がありますね。ここはイベント貸し出しスペースや会議室、岩槻伝統工芸(岩槻人形、木目込み人形、組み紐工芸、ちりめん細工、和菓子等)の制作体験のできるクラフトルームもあり、岩槻市民の皆様や岩槻を訪れる方々が心地よく過ごせる場所として「岩槻の“新しい楽しみ”が見つかる場所」というコンセプトのもと開設された施設です。(「にぎわい交流館いわつき」公式サイトより抜粋)そして1階には、お食事処「ヨロ研カフェ」があります。これについてはのちほど紹介します。
入り口には岩槻城を築城した偉大なる武将の太田道灌さんがお出迎え~
木製のながーい日よけの先にある建物が人形博物館。平屋の建物です。純和風な感じですね。
博物館といえばミュージアムショップ!BS日テレ「ぶらぶら美術博物館」好きのみやびはここでパンフ買いました!ちなみに、みやびのキャラグッズは売ってません。タマコチさんで売ってます。さりげなく宣伝(笑)……博物館の帰りにお立ち寄りくださいね。
開館当時、オープニング記念として企画展「雛人形と犬筥・天児・這子」が開催されてました。(緊急事態宣言を受け3月2日から臨時休館となったため、8月23日(日)まで再度開催中です。)
「人形のはじまり」ということで入り口には日本人形の歴史を説明したパネルが展示されています。なんか、「土偶」の写真もありますね。
入り口入って左側の「展示室1」では人形が出来るまでの工程を見ることが出来ます。貴重ですね!
みやびの住んでた隣のお宅が顔を描く職人さんでした。実は地域によって顔に随分違いがあるんですよ。岩槻人形って特に綺麗な顔立ちしてます。なにげに自慢。
画面に映ってるのは人形の着物を作ってるところかな。みやびの母親が一時この作業をやったことがあるのですが、形を作るのに凄く力が必要で大変だったため、髪結いさんに転向しました。
そしていよいよメインの「展示室2」。当館・岩槻人形博物館所蔵品の展示室。
展示室2の正面にはひな人形の「有職雛(ゆうそくびな)」がお出迎え。この人形なんと、着せ替えが可能。足の付け根・膝・足首の曲がる「三ッ折人形(みつおれにんぎょう)」と呼ばれるものだそうです。
この他にもここでしか観ることができない貴重な人形がズラリ。
展示スペースが小さいので数の少なさは否めませんが、作品保護の為定期的に入れ替えるそう。
つまり来るたびに新しい発見の出来る博物館ってことですね!これからの企画展にも期待です。
休館日は月曜。開館時間は午前9時~午後5時。観覧料は一般 300円高校生・大学生・65歳以上 150円小中学生 100円、障碍者の方や団体の方は公式サイトにてご確認くださいね。
博物館を見学しておなかが空いたら…
岩槻人形博物館と同じ敷地内に「にぎわい交流館いわつき」があります。
その一階の「ヨロ研カフェ」でお食事はいかがですか?
「ヨロ研」とは「さいたまヨーロッパ野菜研究会」の略で、さいたま市内の若手農家が作った、さいたまで採れた新鮮なヨーロッパ野菜を使った料理が食べられます。まさに地産地消ですね。
こういう取り組みってすごく良いと思います。地域が元気になりますね!
完成したばかりの建物なので綺麗だし、人形博物館と整合性が取れていて良いデザイン。テラス席もあり、流行病の対策もバッチリ。
本日のランチはパスタにしました。今日は一人でコッソリ来たけど、今度は兄さまを連れてこよう!もちろんパスタ美味しかったです。
いかがでしたか?是非現地へ足を運んでもらいたく、あえて早足でご紹介しました。
今回ご紹介出来なかった「にぎわい交流館いわつき」ですが、毎月伝統工芸の体験講座が開催されています。みやびは8月の「アマビエ 木目込人形制作」に行きたかったのですが、満員御礼ということで残念ながら参加ができませんでした。機会があればこのサイトにて講座のご紹介をしてみたいです。以前は「まちかど雛めぐり」の時期ぐらいにしか参加ができなかったので、こういう機会が増えるのは嬉しいですね!体験講座の申し込みについては、電話またはにぎわい交流館いわつきの2階窓口にて受け付けているそうです。詳しくは公式サイトをご覧ください。それでは~!