重陽の節句2020

重陽の節句2020

重陽の節句ってなあに?

スバリ!「後の雛」と言って、お雛様を飾る秋の節句のことなんです。お雛様って3月3日だけに飾るわけじゃなくて~…実は秋にも飾るんですよ。え?知らなかった?? お雛様も暗い所ばかりにいると湿気を帯びたり痛んだりしちゃうので、秋に虫干しの為に飾るんです。 ちなみに3月は「上巳(じょうし)の節句」9月は「重陽(ちょうよう)の節句」って言います。
この時期雛人形以外にも岩槻のお店にはつるし雛が飾られていたりします。「菊の節句」とも言われていて、菊には邪気を払い不老長寿の効用があるとされており、雛人形と一緒に菊も飾られています。岩槻の料亭では菊を使ったお料理が出されたりします。みやびは今回この「重陽の節句」をレポートして来ました~!

まずは料亭ほてい家さんへ

こちらが重陽の節句イベントの地図です。(画像クリックで拡大)こうやって見ると、飲食店が沢山ありますね。岩槻は古くから城下町として栄えていたところなので実は老舗の料亭も多いです。このサイトのお祭りレポ「まちかど雛めぐり」のページでもご紹介しています、ほてい家さんのランチを今回楽しんできましたよ!

岩槻の街中に立つひときわ目立つ大きな門をくぐるとほてい家さんの建物があります。

建物の自動ドアの向こうに・・・あれはお雛様!「後の雛」です。3月3日以外でお雛様が見られるなんて、みやびから見たら当たり前だけど、多くの人には不思議な光景じゃないのかな?

菊をメインにした黄色の装飾で店内が彩られています。お雛様を中心に可愛い小さなお人形も飾られていました。このお人形は岩槻コミュニュケーションセンターで活動されている「つるし飾り・織姫」という団体さんの作品だそうです。
華やかでいいですね。手作りなので一つ一つ表情が違います。
みやびは時間を忘れて眺めてしまいました。

なんと!ほてい家さん、季節ごと&イベントごとに店内飾りをかえられるそうなんです。これはもう、通い詰めるしかありませんね~!

このお雛様の着物は、実は黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)という天皇陛下が儀式の際に着用するものなのだそうです。昨年陛下が即位式にて着用されたあの着物ですね。

そういえば2020年はネズミちゃんの年です。流行病で全国のお祭りが軒並み中止になってしまい、なんとも感慨深いものがあります。来年は楽しくみんなでお祭りできるかな?

菊の花が吊るされて飾られているように見えますが、これなんと吊るし飾りなんですよ。細工細かい~!これはもう職人技ですね!

重陽の節句特製ランチいただきます~!

店内の華やかな装飾でお目目の食欲を満たした後はお待ちかねのお食事です。おお~!いつもほてい家さんのランチは盛りだくさんなんですが、今回は菊の節句にふさわしく、菊の花が飾られています。ホントに綺麗~!

嬉しいさつま芋ご飯。これからますます美味しくなる食材ですね。

板前さんのセンスあふれるお料理、全てが美味しかったです。

みやびがランチをいただいたのはテーブル席ですが、ほてい家さんには老舗の料亭らしく、離れの個室なんかもあり宴会も可能です。お料理とあわせてイベントごとに切り替わる店内の装飾も楽しめる、一粒で二度おいしいお店。是非皆さんにも味わってほしいです。
ほてい家さんの場所と営業時間などの詳細については下記からご確認ください。

国登録有形文化財の「見世蔵(みせぐら)」さんへ

岩槻は城下町のため、街中には非常に古い建物が複数あります。(遷喬館、東玉大正館など)その中で明治30年ごろまで白木綿問屋を営んでいたのがこの建物「長谷川家住宅旧店蔵及び主屋」です。

ここでは11月3日~11月23日まで「着物で岩槻」というイベントが行われていまして、そのイベントの着物の着付けをこの見世蔵で行っていました。
着物で来館すると岩槻人形博物館開館の入館料が無料になるそうで、その他にも岩槻市内の古い建物や名所を散歩するというイベントだそうです。

ここで見世蔵の歴史をご紹介しましょう。(↓さいたま市HPより抜粋)
岩槻は、近世以降、木綿の集散地として栄え、長谷川家も明治30年頃まで白木綿問屋を営んでいました。棟札等から明治初期の建造とみられます。旧店蔵は、通りに面した土蔵造2階建で、背面側には木造平屋建の主屋が続きます。白木綿を想起させる鮮やかな白漆喰塗の大壁、塗り込められた出桁造の軒、影盛を施した大振りな鬼瓦などが特徴です。店蔵正面には、上下に開閉する摺揚戸が残り、関東地方の商家の特徴を良く示した貴重な建造物です。…とありますね。みやびはイベントに参加はしなかったんですが、建物を見学できる貴重なチャンス!取材に行ってきました。

今回「着物で岩槻」は重陽の節句時期でのイベント開催でしたが、岩槻雛めぐり(2020年度は流行病の為中止)でも開催してるようです。
できれば着物姿の参加者さんの集合写真も掲載したかったところですが、タイミング逃して撮影が出来ませんでしたスミマセン。
和服は日本の文化ですのでこのようなイベントは大変良いことですし、これからも続けていって欲しいとみやびは陰ながら応援しております。
いつかみやびも参加してみたいです。(と言いつつ、普段着は着物なんですけどね)

「にぎわい交流館いわつき」のイベント会場へ

いよいよ重陽の節句イベント会場のにぎわい交流館いわつきへ向かいます。今日は11月3日の文化の日。本来なら毎年恒例の「鷹狩行列」が開催されるはずだった日なんですよね…

しかしそんな残念な気持ちも吹っ飛ぶくらいに会場は盛り上がってました。やはり皆さん楽しくいきたいよね!流行病は心配だけど、ちゃんと経済もまわしていかなくちゃ。

にぎわい交流館いわつきの2階ではビデオ上映などが行われていました。

ヨロ研カフェ前はなかなか手に入らないヨーロッパ野菜を販売。購入の際は調理の仕方・食べ方などもレクチャーしていただけます。みやびは黄金色のカブ!?を購入、ポトフにしましたよ!

会場でなんと!コスプレをされている方がいらっしゃいました!!!
・・・この紋所は家康さん!お話をうかがうと、本来ならばこの日に鷹狩行列を開催するはずが中止になってしまった為、少しでも岩槻を元気にしたいということで、鷹狩行列で着るはずだった衣装でいらした地元の方だそうです。
この方の他にも鷹狩行列のコスプレイヤー(?)の方が岩槻を練り歩いてらっしゃるとのことでしたが会えず少々残念。
ですが、みやびの取材に快くポーズをとって下さいました!ありがとうございました!

来年はパレードにてまたお会いしたいですね。いえ、お会いしましょう!

明治4年創業、鈴木酒造さんの「酒蔵資料館」へ

今回レポートの最後はつくり酒屋の鈴木酒造さんへ。
ここには古くから伝わる酒作りの道具を見ることができる「酒蔵資料館」は一見の価値ありです。
重陽の節句期間中はその飾りつけを見ることが出来るということで今からとても楽しみ!

鈴木酒造さんのレジの横から二階に上がると別世界が広がります。入り口の様子からするとちょっと想像つかないですね。沢山のつるし飾りが飾ってあります。

ここでも「つるし飾り・織姫」さん大活躍。今度ぜひ取材に行きたいです。

部屋の奥には掛け軸や浮世絵が飾ってあります。

作品はお酒に関する作品です。さすが酒蔵ですね。

鈴木酒造さんではプロアマ問わずギャラリーとしてここを借りることができるそうです。

ギャラリーからさらに奥に進むと・・・さらにさらに別世界~!こんな大きな樽初めて見ました!しかもこの部屋の飾りの華やかなこと。岩槻にこんな場所があるなんて驚きです。

これ昔の荷車です。重陽の節句ってのぼりが立ってますね。

酒蔵資料館からギャラリーへ戻る途中には古い道具が展示してありました。天井の梁がカッコイイですね。

酒蔵資料館の窓から下を見てみると、現在使用中の酒樽が。ここで実際お酒を作ってるんですね。これも貴重な風景です。

酒蔵資料館から戻るとここで作られたお酒の販売コーナーや試飲コーナーがあります。

別世界から現実世界に戻ってきましたよ(笑)
兄さまへのお土産にここで作られた日本酒を購入~。みやびには大吟醸の酒粕買いました。甘酒にして美味しくいただきましたよ~!甘酒はみやびの大好物なんです。 あと粕汁も作りました!美味しいって家族に褒められました(エヘン)

鈴木酒造さんのお酒はネットでも購入できます。詳しくは公式サイトをご覧下さいね。

最後までご覧いただき有難うございました。

重陽の節句レポいかがでしたでししょうか?
本来ならここで鷹狩行列のレポートもご報告したいところですが、すでにご説明した通り中止になってしまい出来ませんでした。
今年は雛めぐり関連のイベントも軒並み中止でしたし、やっと完成した人形博物館もオープン直後に休館という不運に見舞われました。それどころか岩槻区内のお店も閉店してしまったところもあり、波乱に満ちた今年2020年でした。残念な気持ちと同時に経済を回していくことがいかに大切か思い知らされた一年でもあります。
しかし、何もしなくても時間だけは過ぎていくんです。あきらめて何もしないのはもったいない。せっかく岩槻っていう歴史のある町に住んでいて良い所が沢山あるのだからそこを活かしてなんとか経済盛り上げたい。みやびはそのために活動しています。
今回取材に快く応じてくださった皆さん、本当にありがとうございました。とくにほてい家の女将さんやハクビ京都きもの学院さんには大変細かい説明をいただいたのにその内容を百万分の一も記載できなくてごめんなさい。岩槻人形文化サポーターズの皆さんもお疲れ様でした。
またイベントの際にはお邪魔したいと思います。よろしく、よろしくお願いしますね。